« バスケットWJBL(2/18) | トップページ | かえるがエンドレス »

2005/02/27

V1リーグ男子(2/27)

F1000010今日、「東京ダービー」を観戦したといってわかる人はかなりマニアックな人。
東京ヴェルディ−FC東京
の試合を稲城市総合体育館に観にいく。
一部の人には有名であるが、このサッカーでもライバル心旺盛な2チームは
先に東京ヴェルディは「東京教員」、その後FC東京は「東京ガス」を母体にバレーボールチームを設立した。
ともにバレーボールの2部にあたるV1リーグに所属している。
そして今日はヴェルディのホームにあたる稲城市で試合、そして勝ったほうが優勝というかなり心躍る舞台での戦いとなった。
この2チームはこの試合を終えるとすぐに2週後、1部Vリーグの7,8位、豊田合成もしくは旭化成と入れ替え戦に挑むことになる。できれば、より下位のチームと対戦した方が1部へ昇格する可能性は高くなる。
(豊田合成の方には外国籍の選手がいるだけに日本人だけの構成である両チームにとって切実な問題であろう)
そして、何よりも周りが負けることを許さないだろう。
いったいどんな雰囲気になるのだろうか、バレーボールのお客とけんかしていないかと不安に思いながらでかけた。
収容人数的には300人程度の体育館にすでにかなりの人数の人がきていた。
目当ての試合は2試合目。
1試合目はこの試合を最後に廃部が決定しているTOYO TIRESと大同特殊鋼との試合。
TOYO TIRESは最後の試合ということもあって、かなりハイテンション。
特に4番の椎名がほえる。その姿をみて小学生の女子がおもわず「こわーい」と言っていた。
一方の大同特殊鋼も単なるひきたて役にはならず、熱戦となる。最後はTOYO TIRESが3−1で振り切る。
その時にはすでにヴェルディ、FCともにサポータがぎっしりつめかけていた。
試合後、少ないながらもいたTOYO TIRES、大同特殊鋼の応援団、相手チームそして2試合目の両チーム。そしてそのサポータから
「TOYO TIRES」の大コールをうけて彼らは手を振って会場を去っていった。
そーした感傷的な時間が10分ほどすぎた後、会場はとたんに雰囲気を変える。
その場所は過去何度か見てきたバレーボールの会場とは完全に一線を越えた、うわさや冗談できいたことのある「南米でのバレーボール会場」になる。
両サポーターがサッカースタジアムで歌うものと全く同じ歌を歌い。ゆれる。拡声器での音楽はない。声とドラムだけ。
そして意外な驚きもあった。
1つは、このまるでサッカー場であるかのような会場がバレーボールとしての試合の流れに何一つ違和感のないこと。
何回かこの両チームの試合を運営、審判をしてきた側。そして応援をしている側それぞれが努力して「バレーの作法」的なものと「サッカーのサポータ」的な部分を融和しようとしていることを感じた。

2つは、これは偶然だったのかもしれないが、試合開始前のウォーミングアップから両チームのサポーターが歌をうたう。そして、同じ歌を歌っているうちに、最後の2回ほど、両チームのサポーターが同じ歌詞でユニゾンで歌ったのだ。
思わず「感動」してしまった瞬間だった。実は裏で両サポーターが意図して調整していたかもしれない。いずれにせよ、一般のお客さんにはすごい驚きであったと思う。

試合は、応援以上に白熱。フルセットの末、FC東京が勝利。入れ替え戦の相手は旭化成となった。
一方東京ヴェルディの相手は豊田合成。
正直、普通に戦ったら、FC東京、東京ヴェルディともに勝ち目はない。
ただ、普通に戦えるかどうか。今日いたサポーターが倉敷市へそのまま乗り込んだら決して相手チームは平穏には戦えないだろう。

この2チームがもし、1部のVリーグにあがったらどうなるだろうと考えた。
今日の稲城の会場の観客は特になにも混乱もなく、ごく普通であった。
熱心なサポーターがいて、バレーに詳しい人がいて、バレーを普段からしている人がいて、子供連れがいて。
どーみてもただのミーハーいて。小学生や中学生がいる。普段、私がJリーグやJFLで見ている光景。
しかし、Vリーグは違う。さらにテレビでしかバレーボールをみていない人たちは違う。
バレーボールにとってこの2チームは必要な「新しい血」。しかし、この血は「免疫による拒絶反応」がおきる血でもある。
この2チームがあがったとき、Vリーグは運営や応援のスタイルで必ず混乱が生まれると思う。
しかし、時間がたてばこの稲城の会場のように「こなれていく」と信じたい。
少なくともこの会場で試合をした選手たちはたしかに日本代表でもないしたかが2部の選手であるが、この会場の中だけではどんな日本代表候補の選手よりも幸福だったのではないか。

|

« バスケットWJBL(2/18) | トップページ | かえるがエンドレス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75853/3101994

この記事へのトラックバック一覧です: V1リーグ男子(2/27):

» [Sports]東京ヴェルディ2題 [/ja あやつる YmrDhalmel]
監督がいじゅーいんさんのほうのヴェルディ。 -2/27の観戦記を拝見し、行きたかった感が募る。おそらく今のバレーに必要なのは、こういう雰囲気の積み重ねなのだろう... [続きを読む]

受信: 2005/03/15 08:21

« バスケットWJBL(2/18) | トップページ | かえるがエンドレス »