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2005/10/05

札幌交響楽団東京公演(10/4)

F1000097尾高、札幌交響楽団でラフマニノフの2番。これは逃すわけにはいかん。
2番といってもピアノ協奏曲の方じゃなくて、交響曲2番の方。
私にとっての偏愛の曲なのだ。
最初にこの曲を聴いたのはNHK−FMだったか。ラトル、バーミンガム市響のCD録音だったように記憶している。
それ以来、この不思議な「砂糖と蜂蜜」がたっぷりの曲に少しだけエネルギーを注ぐようになった。
CDだけでも5枚
・ロジェストヴェンスキー、ロンドン響
・プレトニョフ、ロシア・ナショナル響
・ビシュコフ、パリ管
・プレヴィン、ロンドン響(あの悪名高き、1番こみの全集で)
・スヴェトラーノフ、NHK響
実演も2回聴いている。(東フィルと大フィル)
尾高氏はBBCウェールズとの日本凱旋公演の時、このラフマニノフの2番を演奏して評判が高かった記憶がある。たしかVTRにも録画しているはず。もう一昔の話になっているね。
というわけで事前にチケットを購入してまでサントリーホールへ。

F1000096カップリングもピアノ協奏曲の2番とな。うわっ、今日の演奏会9時オーバ決定。
会場にきたら、いや、すごい、すごい。事前に買っといてよかったよ。まさか100人近くの人が当日券にならんでいるとは。普段の自分であれば、この光景をみたらとっとと帰宅していたところだ。実際、会場は9割近い入り。盛況といっていいだろう。
前半のピアノ協奏曲。独奏者は韓国のキム・デジン。正直、初めて聞く名の人であったが、これがなかなか。最近では珍しくなってきたゆったりとしたリズムでメロディラスなラフマニノフを演奏してくれた。いや、ありがたや。
前にアムランがラフマニノフのピアノ協奏曲3番をまるでスカルラッティかのように演奏して、テクニックの凄さには感服しながらも、不満たらたらな思いをしたことを思い出してしまった。

さー、本命の交響曲だ。こんなことを思っているやつは少数であったろうが。
1,2楽章からして時間かかることを覚悟。でもこの長々しさが魅力なのだ。弦楽器のボーイングを見ているだけでメロディーラインが想像できるかのような音楽進行。ぶっといバス・ブラスの響き。うーん、これよこれ。
そしてこの部分だけを聴きにきたといっても過言ではない、第3楽章。
甘くなりすぎない程度に少しだけ感傷的にテンポをいじる程度だが、それが逆に効果的な雰囲気を醸し出す。木管と弦楽器とのはかない掛け合いを聴くといつも「人の女々しさ、万歳」みたいな気分にさせてくれる。
観客の集中力もここ一点に注がれる。最後のppppが消える瞬間の静けさは今思い出しても美しい。
4楽章はしらん。お疲れ様とばかりにファンファーレである。凱旋である。細かい傷は気にしない。観客ともども一体となってゴールテープを切るのだ。
と、まーこんな感じである。

ひさしぶりにコンサートでお腹満杯になった気分。事実、他の観客の方も満足していたように思うがどうだろう。1万、2万払って来日オーケストラや演奏家の公演を1回聴くより、国内の演奏家を3回聴いて「あいつはうまい。へた。すごい。」とか言う方が絶対にいいと思う。今日みたいな演奏会を聞いたら絶対にそうなると思うのだが。

帰りにサントリーホールに飾られている写真をのぞいたら、指揮者 飯森範親氏が「こどもの日」に行った演奏会の写真があった。ピアニカを演奏する子供たちの後ろでなんか、「仕事した」って顔をしていて「お疲れ様」と心の中で声をかけてしまった。
(その写真もとったのだが、さすがにここにのせるわけにはいかない。気になる人はサントリーホール、2階席の左側の廊下で探してください)

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