« ラグビートップリーグ(12/24) | トップページ | 圧縮率60%の正月 »

2005/12/30

今年最後の戯言

年末に少しいやな話題が3つほどあった。
バレーではVリーグ女子の茂原アルカスの廃部。全体移籍をめざすとのことだが、
(この表現からもわかるようにクラブチームと思っていた私がバカだったということか)
引き受け先確保は難しいだろう。そして移籍先があったとしてもその時には茂原市にチームはないことであろう。

ハンドボールでは来期より1部2部を統合、1リーグにするとのことにからんで男子2部のHC東京がリーグから撤退。(チームは維持のニュアンスのように思う)
ただ、将来的な含みはあるようだ。
一方で喜ばしいことに女子の来年度は1チーム新規加盟の予定。ほんとに久しぶりなのではないか。

戻って悲しい内容。バスケットではJBLの新規チーム、福岡に給料遅配、資金のショートという状況が報道されている。

これら3つにそれぞれ共通しているのは当然ながら資金不足。それ以外はあるわけないのだ。従来なら、企業が福利厚生の一環として予算をもらう形で行えたスポーツも自前で稼がにゃならんために発生したことだ。
茂原はクラブチーム的な形態を目指したもののそれが適わず、日立グループ企業からの独立ができなかったからの結果、
2番目は来期予想される試合数増から発生する選手への負担、資金的な負担を考慮した結果。
最後は自前で収入を得る手段が確保できなかったための結果。
いづれにしろ、スポーツの頂点を目指すには人、物、金、戦略がいるということだ。特にお金を集めるのが難しい。

景気の指数情報的には回復基調であるが、あくまでもリストラという言葉の無駄減らしによる成果であるから、基本的には企業スポーツは撤退の方向であるのは変わらない。
さらに、産業自体も投資部門と実業部門が分割、対立する時代に日本もなったことで、単に企業内のコンセンサスだけで余興スポーツを持つことも難しい。
では、クラブチームにすれば解決するということでもないということ。クラブにするからにはいろんなルート(個人、企業、団体、行政)からの支援を確保しなければ衰退の方向にしかならないのだ。

唯一、クラブチームの形態を拡大しているのはサッカーなのだろうが、
これとて成功例(新潟、大分や甲府とおもってるんだろうな世間は)の裏には
たくさんの挫折(書き出したらきりないしこれからも当然でる)が横たわっている。それでもこれしかないのだとみんな頑張っているのだ。
そんな茨の道を選択したチームとしての報道として雑誌「FOOTBALL NIPPON」の一記事として、「Jリーグを目指す全国37クラブチームガイド」が紹介されている。

なぜ、「サンクFCくりやま」が地域リーグではなく、「都道府県リーグ」扱いなのかはちょっとしたトリックであるが、編集者さん、チェックしたの?というおそまつな点もあり。
しかしまー本当によーこんなにあるなという感じ。

サッカーではできて、他の球技ではできないなんてことはないはず。ただ大きな差はある。
一番大きいのは、公式戦の観客入場料をほとんど収入として確保できないこと。これが協会へ流れている。
サッカーだと3部のJFLでも、リーグ参加のための年間金は4部の地域リーグと比較すると極端に高くなるのだが、入場料収入はチームに入る。アマチュアチームだろうと関係なし。
要は努力して自前の観客を確保すれば、入場料がもらえる。それを根拠にスポンサーも確保できる。地元行政からの支援も確保できるかもしれない。
こういう夢があるから、単なる持ち出し時期でしかない下部でもクラブチームが複数でてくるのだろう。
もちろんできないチームは下でやるしかない。でもそれはそれだとあきらめもつく。

他の球技だと夢もあきらめもへったくれもない状態かもしれない。もともと組織的に分裂していて目指すルートそのものがないなんてのもある。
そこを修正することが一つのきっかけになるのではと思う。

来年もできれば、いろんな試合をみたいと思っているが、同じ場を共有できる人が増えることを願う。

|

« ラグビートップリーグ(12/24) | トップページ | 圧縮率60%の正月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75853/7904711

この記事へのトラックバック一覧です: 今年最後の戯言:

» ピンチなのかチャンスなのか [icebox]
突然ですがhttp://utsugi.cocolog-nifty.com/konnatoko/2005/12/post_6980.htmlを読んでbjリーグの登場は、Jリーグ以来の日本のスポーツの大きな転機なのかもしれないと正月そうそう思いましたです。企業スポーツとしてやっていくのは、はたから見ても限界なのかなあと。... [続きを読む]

受信: 2006/01/01 09:40

« ラグビートップリーグ(12/24) | トップページ | 圧縮率60%の正月 »