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2006/03/25

ユースの現場(3/25)

F1000211 「春は選抜から」
このフレーズは近畿に住んでいるとほんとにごく普通に会話でも登場してくる。
そしてこの選抜とは野球の全国高校選抜大会をさしてのこと。
しかし、年度末という物事を終わらせる、もしくは始めるという区切りにあわせてイベントを設けるというのはあってもいいと言われれば当たり前であるが、
学生スポーツとしてこの時期に全国大会を行うのは変といえば変である。
新入生は入ってこない、卒業生は参加できない大会を行う訳なんで私の父なんかは
「ちょっと新チームの立ち上がりが良かっただけの学校がやる大会なんて意味あんの」とぶつくさ言っていた覚えがある
私はその意見に異議も賛同もしないが、いまや伝統となってしまった以上そう簡単には動かしがたい存在となってしまっている。

この年度末の大会は何も野球だけでなく他競技でもやっていて、バレーやハンドボール、テニス、柔道あたりは有名なのでは。
東京では「若さでアタック」が毎度開かれており、世界でメダルを目指すバレー界のユース世代の試合も観てみようと代々木へいってきた。4試合も付合う気はないのでちょうど女子、男子の1試合づつをみることにした。

会場にくるとやっぱバボちゃんおでむかえ。ひそかに無料を期待していたのだがやっぱりスタンド1000円でしたか、ちぇ。中に入るとさすがに日本国内のバレーにおいて最大のイベントと化しているだけに観客が多い。3週前と比較するのが嫌になるくらいだ。その観客の多くが選手と同世代前後の学生と学校応援団関係といったところ。ここは野球やサッカーとも同じだ。

到着直後に女子の準決、京都橘−大阪国際滝井が開始された。

F1000212 高校女子の全国トップクラスともなるとプレーとして目指してやっていることはVリーグのそれとそれほど変わらない。
しかしそれは意識や目標の部分ではそうであるが、実践が追いついているかは別の話である。
さらに弱みをさらけだしそこをつけこまれるとガタガタと崩れていく場面が多かった。
この試合でも互いラリーを繰り返すうちに大阪国際が我慢できなくなって点を与えてしまい、それを繰り返すうちに2セット以降、緊張感が途切れてしまい自滅してしまった。
3−0で京都橘が快勝。ただ少し技術的なところでも差はあったか。
京都橘のサーブカットは大阪に比べ安定しており、セッターがなかなか俊敏な対応をしていて相手を振り回していたが、それ以前に大阪国際のサーブが大人しすぎた。

F1000210 もう一つの男子の準決、岡谷工業−深谷の方も両チームともにミニ国際試合的なパワーバレーを志向している。細かい繋ぎを目指すというよりはサーブやブロックを重視している感じ。それは、双方のウォーミングアップをみても良くわかった。
(深谷はスパイク練習はそこそこにサーブ練習に時間を割いていたし、岡谷はローテーション毎のブロックチェックをしていた)
試合はサーブが決まっているときは深谷、決まらないときは岡谷工業という判りやすい展開。
最初2セットはかなり大味な展開で正直退屈だったのだが、3セット以降やっとお互いにプレーも良くなる。会場もそれに呼応して白熱したのだが、深谷が3−1で岡谷工業を下す。
深谷に対しては特になにがいいというイメージはないのだが、個々人のレベルが高いところで揃っていると言えばいいのか?

いずれにせよ、どの競技でも同じであるがユース世代は日本のシニアの5年後の姿を映す鏡である。
それを考えるとこの2試合だけで物事を言うのはあまりに乱暴だが男子は将来性は感じるもののもっと基礎技術を高める必要があるのではと思う。一般の人と比べれば相当背は高いが世界と戦うことが前提であれば物足りなさも感じる。
一方女子は高校レベルですでに出来上がりすぎているのか?。Vにいっての伸び代が小さいのではと。

そして、バレーとしてこの大会がいつまでも「国内最高の存在」であり続けないように願うのみ。かつてサッカーでは冬の高校選手権が「国内最高の存在」であり、サッカー選手はそれを目指し、目指せない年齢になった時点でサッカーから離れていく現象があった。要は「燃え尽き症候群」。今や、Jリーグの舞台が「国内最高の存在」となり高校生の考えも選手権のありようも変わりつつある。
学生のカテゴリが一番輝くのは幸福とはいえる。しかし、人生もスポーツ人生も先は長いのよ。

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