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2006/08/27

8月31日18時はBC戦争(8/27)

あーーー、今週は地獄であった。まだ解決していない。どうしよう。
こういう時は真剣に現実逃避をしないと心が病んでしまう。
てな訳で今回も朝もはよから都営三田線で北上。水道橋で下車。東京ドームでおます。

F1000324 金曜日から社会人野球の一大祭り、都市対抗が開催。なので去年に続いてやってきた。去年はなんらかのスケジュールの都合により9月開催であったが、今年は元に戻って8月開催。よって夏休みの東京ドームシティというのは私始めて。
ついた途端、大変な親子連れの数だ。夏休み最後の日曜ということもあって、近場レジャーなのね。お父さん、お母さん、ご苦労様です。
その中でも一番目を引くのは「轟々戦隊ボウケンジャー」のショーの整理券をもらうためにずらーーーーーーと並んでいる家族の皆さん。11時開催分を待っているのだろうか。
こういうのを見るとでる感想としては、
スーパー戦隊の人気および関連商売おそるべし。
子供番組を馬鹿にしてはいけない。子供の頃の思い出とスリコミは重要です。

F1000323 F1000322 中に入ると1試合目の富士重工-日産自動車が1回裏終了時であった。
双方の応援団やはり4点セットがしっかり完備。
東京近郊の大学や社会人のブラスバンドやチアリーディングクラブにとってはちょっとしたアルバイトができて結構なことですな。逆にプロらしき(っぽい)人達があまりいないのが不思議な感じがする。
どうやら、富士重工(以下スバル)には明治大学のチアリーディングandブラス応援団が後ろについたようだ。振りや音楽が全く同じであったことから判明。
スバルはかなり気合を入れて動員をかけたらしく、3階席も人がいる。日産はちょっと少なめながらも外野席は埋まった。やはり同業社との闘いは燃えるものがあるらしい。試合は緊迫した展開ながらスバルが安打数では一方的に押していた。でも、日産先発に最後はしのがれてしまい、8回まで無得点。
一方の日産はたった1本のヒットが2ランホームラン、そして連続3エラーで得た1点加点。
9回にスバルも2点とって追い詰めたがエラーの1点が重くのしかかり敗戦。
さすがは昨年の準優勝チームというところか。
日産自動車の老獪さ恐るべし。

F1000321 F1000318 2試合目は三菱重工長崎-トヨタ自動車。
こちらも試合的には投手戦。ながらもトヨタが集中打で4点をとり1失点で切り抜けた。
また、トヨタも大動員をかけており、3階席も全部埋めてしまった。ただし社員というよりは顧客を招待していたのではと思うのだが。うーーむ。
トヨタの販売網恐るべし。

2回戦はこの日産とトヨタが激突。おー、なんか面白そう。31日の18時か。地獄が解消していればいけなくもないか。なかなか見れない組み合わせだし。どちらの販売網も燃えそう。月曜に臨時の稟議書が回っていそうな気がする。
今度の闘いにはぜひマリノス君やマリノスケ、グランパス君一家もきてほしいような。Jクラブの方も少し優しい目で見てやってくれ。住金鹿島も前科があるし、クラブのオーナー会社でもあるから。

追記:なお、JR東日本東北におかれましては、東北楽天およびベガルタ仙台のマスコット+JR自前キャラクターが総出演で集団コントを行った模様。ベガッタのベンチの座り方はマフィアのボスみたいだ。

試合は楽しかったのだが、東京ドームに入るととにかく不満なのは飲食代が高すぎること。
500ml用カップでのビールしかなくてしかも800円だと。ここは標高3000mを越しているのか?。ドームの中は気圧を低くしているのか?(な訳ねーだろ)。いつからボッカさんやヘリコプターで物資を輸送するようになったんだ。
いくら品数は豊富でもこれでは駒沢体育館の食堂よりもレベルは低いと断言する。
で、少ないなりに抵抗として自前でウィスキーの水割りをドドンと作って持ち込んだ(こういう時に登山道具は役にたつのだ)のだが、午前中で空になる。
普段なら絶対に起きないハイペースで酒を飲んでるぞ。壊れてるぞ、大丈夫か自分。
結局、昼食時にビールセットのピザ(850円なり)を買ってしまった。完敗である。このビールだけは小カップであった。ただしドームでは一番コストパフォーマンス的には高いメニューのように思う。
そのビール一杯が後追いとなってもう一杯購入。完全敗北。最終的に17時時点でかなりのアルコール漬け状態に移行。
19時の国立にいこうかと思っていた最初の計画を破棄して18時に帰宅。
明日はまた地獄に戻らねばならんので体調をこわすわけにはいかん。ごめんね。

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2006/08/19

起源はマーティ・マクフライがパイ皿を投げたことから(嘘)(8/19)

台風通過によるフェーン現象で北陸はそうとう厳しい暑さになったようで。
関東の海側でもすでに充分に暑い日でございますです。

今日はちょっと前に見つけて、「これは観てみなければ」と前から予定していた観戦。
そのために朝から汗タラタラ垂らしながら駒沢陸上競技場へ到着。あじーよ。
Jでも、JFLでもなく、サッカーの天皇杯予選でもなくバスケの世界選手権でもなく
ましてやバレーの国際フレンドリーオープン戦でもない。
うまくいけば当日券で連荘を考えていたのだが、なんと早々に有明コロシアムの切符は売り切れ。
さすがフジTV。商売がうまい。いくら夏休み中とはいうもののこの試合をソールドアウトにするとは。ぷんぷん(見れないねたみですねん)。

では、ここにも何ものってないのに何かというと。
「フライングディスク」(フリスビーの方が通りのいい人もいるかな)を使用したチーム球技である
「アルティメット」の学生選手権決勝を観にいった。
変人として正しい行動と言うわけです。

F1000316 「フライングディスク」自体がアメリカ生まれの新ジャンルなレジャー、スポーツなんだが(それでも間もなく生誕100年)、
このディスクを使ったスポーツというのは個人、団体種目として幾つか種類があるのだそうな。
そのうちの一つとしてアメフト、ラグビーに近い球技である「アルティメット」が今日のメニュー。
私もほとんど予備知識はない。けど、この本にはちゃんと紹介されていので少し予習していった。

ルールだが、まずコートはアメフト並みのフィールドで縦が少し短めといったところ。
1チーム7人でディスクをパス回数の制限なく「パスのみ」で相手のエンドゾーンに持ち込めば1点。
それを前後半35分ハーフで行う。
試合の開始、得点後の再開方法はアメフトのキックオフ方式のように得点側の自陣から相手陣にディスクを放り込んで相手が受けると相手側の攻撃権となる。得点毎にチームのエンドが入れ替わるのは風の影響を受けやすいことから発生していると思う。
ディスクが地面に落ちたり、相手に奪われたりしてパスが失敗するとその時点で攻撃権が相手に移る。
反則をするとその地点から反則を受けたチームからのパスで再開される。

基本的にはパスだけのハンドボール風アメフトだが。この球技、最近の厳格なルールを張り巡らすのとはちょっと違う。

まず、審判がいない。選手自らが反則を受けた、相手が不正をした場合は選手自らがコールを行い、それを両チームが協議して合意後決定する。得点も相手が承認して初めて得点。ありし古のサッカーやラグビーでもかつては行っていた方式である。
「意見が対立してもめた場合はどうする。」って時は、パスしかできないという点を利用し、一つ前のパスを投げた地点からやり直すという形で決着させるのであった。

性善説によった方式なわけであるが、これがアメリカで生まれたスポーツであることを思うとかなり意外な感がする。
試合終了のしかたもちょっと風変わりでバレー、テニス的要素が入っている。わかりづらいかもしれないが、こうだ。

1.まず前後半の70分以内に相手に2点差以上で17点以上の得点をしたチームが発生したらそこで試合終了。得点をしたチームの勝利。
2.前後半70分経過時点で1.での決着がつかない場合、自動的に20分延長となる。
その後、どちらかのチームが1点得点した後、(2チームの得点の大きい方)+2点が目標得点となり、
その目標得点へ先に到達したチームが勝利。(この時相手チームに2点差つける必要はない)
3.延長20分経過時で目標得点にどちらも到達しない場合は、得点が多いチームが勝利。
4.3.でも同点の場合は一度ゲームを終了後、1点先取のサドンデスを行う。

あーー、長っ。とパンフレットに書かれていた内容を整理。これをタイムキャップというそうな。
前半の終わり方も面白くて、どちらかが先に9点をとるか、35分経過後にどちらかが得点をしたら前半終了。もし、ずーっっと点が入らなかったらどうするんだ。という疑問はふつふつと湧くがどうすんのかね。

F1000317 前置きが長くなってしまった。試合じゃー。最初は女子決勝の中京大-大阪体育大
両手をうまく使いながらパス交換している様はハンドボール的でもある。ただ、女子の試合のせいもあり、お互い裏をつくランニングの動きがすくない。
そのかわり細かいパス交換で相手を翻弄して得点とか、相手エンドゾーンのプレスディフェンスからディスクを奪い速攻っての多かった。守備はマンツーマンだったりゾーンだったりとやはりそこは組織だったものがあった。指導者らしき人はみつけることはできなかったけど、それでも長年繰り返し自分達で研究してるんだろうね。
ゲームは終始リードされていた中京大が後半逆転勝利。5連覇だそうな。

F1000314 男子決勝はこれまた中京大と慶応大の組み合わせ。
男子はディスクを投げる距離がうんと長くなって試合もダイナミックになる。選手は敵エンドゾーンへどんどん走りこむし、パスされたディスクは空中でゆっくり浮遊するのでスルーパスは基本的に決まりやすい。
ただし、浮遊ディスクは揚がりすぎたり、風に流されたりするので相手を一度振り切ったはずでもディスクがつかめないままだとすぐにディフェンダーも追いつく。ここはパスの質が非常に物を言う。
ある意味、ラストパスとかキラーパスとかが大好きな日本人には好みなプレーが炸裂
これがきれーに決まったときは「ほんと見事。ビューティフォー」。追いつかれると最後は敵味方でのジャンピング合戦となる。この空中での争奪戦が魅力といって差し支えなかろう。
サッカーでいうところのアーリークロスや縦一発みたいなプレーもあって面白かった。
試合は前半で大差をつけて余裕のゲームコントロールを発揮した慶応が初優勝。

観客も500人くらいはいたと思う。
去年みたラクロスの試合と同じでこれから発展していく種目という雰囲気を多いに発散していた。ただし、場内アナウンスしてくれた学生諸君。努力は買うが、結果としては単に騒がしいだけの身内受け放送でしたよ。できれば音声を消したかった。

F1000313 帰りに補助球技場では新興ボールゲームとしては日本では先輩格(かな)のラクロスのリーグ戦をしていた。横目でみながら帰ったけど、この2種目が将来、国体の種目になる日はあるだろうか
「なくはない」と思うくらいの魅力を感じた。その時ライバルはインラインホッケーとドッジボールでしょうか。

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2006/08/15

城見物のあと寄ってみる?

盆ということで、地元・滋賀県は彦根にちょこっと顔だして帰ってきた。
とりあえずみな無事でよかったというところ。
私がこの街から離れて既に20年以上経過しているのだが、その年月の中で一番、街の大きな変わりようといったら、商店街であろうか。

旧来の商店街はほとんど衰退しきっており、一部は観光客目当てに変貌しているもののそれでもかなり苦戦している。
一方で、かつては新興商店街であったところでさえ斜陽観が否めない。
今は大駐車場を擁するショッピングモールやパワーセンターが複数進出して熾烈な競争を行っている状況だ。それらはこの10年以内に登場している。しかも一つ撤退したにも関わらずさらに2つ進出してきている。

そのうちの最近登場したばかりの店に夕食の買出しとして付いて行ったのだが、川崎の中原区はなんと物価の高い街であるかと思ってしまったよ。
通常値段の製品や高級品も並んではいるが「原材料はなんだろう」っと思ってしまうような物もある。特に加工食品は戦略的に値段を下げているよう。
たとえば、
うどん1玉、1X円とか。
でかめの豆腐1丁分で2X円とか。
(Xは想像してくれ。8,9ではないよ)
普段1玉買う値段で素うどんなら8杯くらい食えるな。
でも、こういうパワーセンターではよくある品物なんでしょうし、
同じようにパワーセンターがある地域であれば驚くほどの値段はないのだろうけどね。
それでも、私が住んでいた20年前はこんなのは1つもなかった。
それだけこの地域は商売として成り立つとふまれるだけの要因があるんでしょう。
このショッピングモール彦根城の周辺に2つあるんですわ。観光バスがついでによったら主婦世代のお客さんはどんな感想をもつだろうね。
「これぐらい、かわいいものね」と思うのかな。

でもね。たかが人口10万程度でショッピングモールが3つも4つもいらんのだわ。
と口先では文句を言っている我が家族は毎日のチラシを眺めては「よりどりミドリ」とかいいながら買い分けてるんだそうな。やはり値段は魅力的なんだって。もちろん昔の商店街ともつきあいながら。

個人的には旧来の商店街もがんばれといいたいところ。しかし現実はきびしい。

と翻って自分のことを考えると、川崎の方がよっぽど不便なのかな。
たしかに店は色々あるけど、その分値段は高めだったりするし。
車で移動すれば確かに安い店もあるけど、移動するのに時間がかかりすぎたりするし。
電車があれば車なくても済む場合もあるけど、荷物運ぶのはやはり大変。

自動車が使えるなら今や都市部より地方の方が快適で便利な生活ができる時代なのね。
でも、自動車があつかえなくなったら????。これからの課題ですかな。タクシーでも使いまくるか。

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2006/08/07

日本一交通至便な僻地(その4)

4日目の今日は下山のみ。ほとんど下り。下りだからルンルンの楽チン。
。。。
。。。
。。。
とはいかない。・・・・その理由は、1600mを1日で降りるのだよ。しかも、日本でも有数の急勾配地を。
3日目の宿泊地、野口五郎小屋は約2900mを少し切るくらいの位置。そして下山場所の高瀬ダムは1240m。
ははは、3日かけて稼いだ標高差を1日で駆け下りる訳。そして使うルートは日本三大急登の一つ「烏帽子岳のブナ立尾根」(後の2つは甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、谷川岳の西黒尾根)
2km程度の水平移動で約1300mの高低差。しかも、最初から最後までずっとブナの木の根がじゃまな同じ急坂が一本調子で続く。最後にとんでもないクライマックスが「おいで、おいで」と待っている。
野口五郎の稜線からほとんど真下にアリジコグかのように(個人の感想す)下山口が見える。なぜ1600mも下の風景がこんなに近くに見えるんだいやだ、いきたくねーー。

0234 と、ダダをコネながらも下界には予定が待っている。降りないわけにはいかないので渋々出発。そんな我々を最後に三ッ岳付近での高山植物の女王「コマクサ」が群落でお見送りしてくれた。山行のエピローグとしてほんとに素晴らしいものを見れた。でも、地獄もまってるぞ。その地獄の入り口である烏帽子小屋にて小休止。そこで1人の男性が同じく休憩をとっていたので、話をしたら、なんと5時間半で高瀬よりさらに200m下の七倉から登ってきたとケロリいう。化け物だーーー。ほんと、どの世界にも信じられない人々がいる。人種が違うとしか言いようがない。

さー「烏帽子岳のブナ立尾根」に入る。
うぉーー、ヒザが、足首が、きつい。登りでは体力が必要で、下りにはいらんが逆に体を支える脚力が必要。随行者とともに口数が少なくなる。とにかく早く終わらせたい一心で膝をおろす。途中、途中で登ってくる人が体力を振り絞りながら汗だく・苦痛にゆがんだ表情でやってくる。「後どんくらい」と眼がいっている。見るのもつらい。「登りもつらいでしょうが、降りるんもつらいんです」とお互いに励ましあいながら通りすぎる。
事実、ここを下りに使う人は少ない。普通はきつくても登りで通るのが普通なのだ。理由は景色の面白さ等色々あるだろうが、急坂の下りは怪我の要因になるということだろう。
3時間、風景もなにもない尾根坂をとにかく落ちていく。それこそ、建てつけの悪い非常階段を10000段以上降りてるかのよう(しかも荷物付)。もう限界という時、突然下が見えてきた。「やっと終わる。」というか終われ。下山口になんとか怪我だけはなく到着。足はもうガクガクだ。振り返るとさっきいた稜線が凄く上にあった。風と鳥の声しかない世界から重機やトラック、蝉がジージー鳴く世界に戻ってきた。当分はまたあの世界とはお別れ。たぶん、また来年だな。
後は文明の利器にたよるべし。タクシー、電車と貨幣経済の仕組みを利用して帰っていくのだった。ただし見合う分の費用はかかります。

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2006/08/06

日本一交通至便な僻地(その3)

0128申し訳ない。今回で全部書き終えるつもりだったが足りなくなってしまった。後もう1回分おつきあいをよろしく。
で、続きである。雲ノ平についたら、さらに散策である。この雲ノ平らは急峻な稜線とは一線を隔した穏やかな高原。草花や雪田が美しく、遠くに見える水晶岳がごつい。
いやはや、明日あのテッペンにいくのかと思うとちとブルー。すでに足にきはじめているのだ。運動不足ここに極まり。そして夜は昨日もそうだったが、大部屋に100人が同時に雑魚寝。朝夕2食付で9500円くらい。最近の山小屋で宿泊するとこのくらい費用がかかる。下界の宿泊設備と比較すること自体間違いではあるがなにかと制約も多いし、食事も決して豊かとは言えない。ここでは水不足なので風呂は当然ないし、歯磨きや洗顔も憚れる。さらに大勢が集まるので宿泊客同士で不快な思いをする可能性もある(特にイビキは地雷。今回踏んじゃった)
でも、この存在がなくては私はここにはこれない。もちろん時代はどんどん快適性を求めていくので山小屋もそれに応えていく義務はある。これからもガンバレ。現状がいやなら、食料、テントをかついでくるしかない。それか写真だけで我慢。

1夜あけ、3日目の朝は雨。雲のガスがたちこめて視界0m。なんも見えん。前日の天気予報では降水確率が高山市で70%。かなり喜ばしくない。一度、山奥に入るとどうしても1日は雨にたたられる。そこでドンドン悪くなる一方なのか、1時的なものかによって山行撤退・継続の判断の分かれ道となる。
山の天気だけに判断するための情報は現在でも不充分。ラジオで聞いても大雑把な情報しか入らない。
携帯の電波なんてもちろん届かないよ。いつかは北アルプスのどこにいても携帯電話かけ放題になるかもしれんがまだまだ先の話。当面としては衛星放送を受信する携帯端末を作ってほしい。(ただしモバホは音楽ばかりなのでこういう時あまり役に立たないかも)そうすれば情報の入手だけは可能になるから。緊急時はともかくたんなるおしゃべり電話は要らない、山には無粋だ。
0145 と、判断ができないので、「とりあえず行動して、天候が回復しないようだったら下りよう。」ということにした。1時間ほど行動して、さー判断しなくてはという祖父岳頂上で雨もやみ、黒部川の源流部あたりから雲がどんどん消え始めていく。「よかった、下りなくてすむよ」と随行者とお互いに喜ぶ。稜線へでると強風で雲が吹き飛ばされていく切れ切れの合間に遠くいろんな山の山頂が見える。

0169 0170_1 目的の水晶岳、ふもとの雲ノ平、遠くに槍ヶ岳、穂高岳、薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、赤牛岳、野口五郎岳、烏帽子岳。いい始めたらキリがない。雲が多いのは少し残念だがさっきまでの状況からの回復だけに文句はいえまい。そしてさっきまでいた小屋が小さくマッチ箱のようにちょこんとある。
稜線を進み今回メインの目的地、水晶岳頂上に到着。
0165 0167 0174写真は左から黒部五郎岳、薬師岳、槍ヶ岳。
うーん。ほんとに周りは稜線ばかり。ここにいると聞えるのは風と鳥の声と自分の呼吸、心音だけ。この感覚が楽しいと思える人だけのための場所だ。たまに他の登山者の声や足音。ここで大休止をとり、写真をたくさんとった随行者。彼がここに来たいと望んでいただけに素直に喜ばしい。

0201 いつまでもはいられないので後髪をひかれる感じを持ちながらも先に進む。どんどこ歩いて歩いて飽きたころ野口五郎岳付近にある野口五郎小屋に到着。興味のある方はそれぞれ名前の由来を調べてみてくれ。決して芸能人から由来していない。
(しかし、このネタも次第に通用しなくなったね。時代です)
今日の宿泊人数は30人程度。小屋自体もこじんまりとした昔風の小屋。水も天水(雨水)利用。しかしここは食事が立派だった(あくまでも小屋同士での比較級)。天ぷら、おいしゅうございました。明日は下山だ。そして一番つらかったりするのだ。というわけで3日目終了。

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2006/08/05

日本一交通至便な僻地(その2)

今日は日本中おおむねカンカン照りだったようで。海山のレジャー地はどこもかしこも大変であったと思う。
先週はまだ梅雨明け宣言はまだされていない状態だったので、まだ人手は少なめな状態。富山からの折立登山口までのバスも定員の半分程度だった。雲行きはかなり怪しく、これから先天候にも恵まれないのではと思わせるくらいだった。

0032 1日目は登山口の折立から太郎平小屋の標高差1000mの登り一辺倒。最初は前日の雨のせいでとにかく蒸し暑い。あっという間に汗だらけでせっかく塗った日焼け止めも30分で流れ落ちてしまう。しかも、いいことに(悪いことにか)天候が急速に回復していって森林限界を抜けた頃にはピーカンな天候になっていた。おかげで真っ赤になってしまった、会社にいったら「どこのお国の方」なんていわれそうで怖い。
天候も回復したおかげで苦しいながらも楽しい1日目は順調に進み、太郎平小屋に到着。素晴らしい風景が待ち構えてくれる。登山の楽しみの1つは素晴らしい風景のある場所へ到達する達成感といえる。まだ、頂上にはついてないがこの時点でかなりの満足。
F1000312 そして2番目の楽しみ、行動が終わったら『ビールが・・・、ビールが!!!待ってるぜ』。発泡酒やその他の雑種2ではだめ。飲むならビールだ。
もちろん、行動中にアルコールなんて厳禁中の厳禁。
ただでさえ炎天下、運動中かつ体中の水分が不足した状態にビールは危険。あっという間に酩酊状態となってしまう。ので、1日の行動を随行者とともに労いながら乾杯。
で、うまいんだわ。もちろんそれなりに値段ははる。普通、350m缶で500~600円というのが相場。でもね、この値段は平地のスタジアムで飲む値段と大して変わらないんだよ。最近ではヘリコプターを使って物資は輸送できるのでトンでもないという値段差は発生しないが、輸送や保管のことを考えればとても並大抵の苦労ではないことがわかる。貴重な1缶なのだ。いっただきやす。
というわけでスタジアムで飲むビールもうまいけどコストパフォーマンスとして圧倒的に劣ることを知ってしまっている。是非、値下げ努力を!。でも、その場にいると買ってしまう自分が悲しい。
0038 随行者は写真好き。よってこの日はパチパチと足元の花々や薬師岳、水晶岳、黒部五郎岳といった写真をとりまくっていた。今回の写真はその画像を拝借したもの。

こうやってみても今回は結果的に天候は恵まれた。2日目は太郎平小屋から400m下った後に450m登り返して雲ノ平へ。足元がすべる登りに苦労したが、それ以外は人工物がほとんどない風景をのんびりと見ながら移動。雲ノ平では1時間ほど昼寝したりしながら散策を楽しみ目的地の雲ノ平小屋に到着。
ただし、ここは水が不足しており有料。離れたところに水場はあるので問題はなかったもののこういう山奥に入ると水はほんと貴重だということを実感する。一方で貨幣経済はこんな僻地でも機能しており、ちゃんとビール、日本酒もペットボトルでジュースもミネラルウォータも販売されていたりする。感謝、感謝。
今や下界でも水はビン単位で買う時代だから、ありがたみがわからない人もいるかも知んないけどね。

ってなわけで無駄に続く。

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2006/08/04

日本一交通至便な僻地(その1)

0047 去年は頓挫した山行。そしてその原因を作ったものまでも頓挫するという悲しい経験を経たことから、今年は早めに画策した結果「先に言った者勝ち」を勝ち取ることができた。
となれば、少し長めに頑張ろうと言うことで北アルプスの中核に挑むことにした。
あまり聞きなれないであろうけど、中高年と呼ばれる世代では今や『ブーム』から『定番』へと変わりつつある『百名山』の一つ、水晶岳(黒岳)を目指すことにした。
私と随行者の2人パーティーを組んで7/30(日)~8/2(水)の日程で下界から存在を消した。

行程はこうだ。
前日からの夜行便で富山へ行き。富山からバスで折立という登山口へ
その登山口から3泊4日で
富山駅-折立-太郎平小屋(1日目、5時間歩行)
太郎平小屋-薬師沢小屋-雲ノ平小屋(2日目、6時間歩行)
雲ノ平小屋-祖父岳-水晶岳-野口五郎岳-野口五郎小屋(3日目、7時間歩行)
野口五郎小屋-烏帽子小屋-高瀬ダム-信濃大町(4日目、6時間歩行)
となる。
健脚と呼ばれる人々からみればかなり楽なスケジュール・ルート設定ではあるが、私and随行者の年齢と体力からみるとこれでも精一杯なところ。

この水晶岳は標高2978m。登山口となる折立からの単純な標高差は約1600m
(ランドマークタワー約5.5棟分)
『百名山』の著者、深田久弥氏に言わして「山頂から見えるものは山ばかり」という奥深い秘境、僻地なところ。実際いったらほんとにそうだった。(ただし、山小屋だけは発見できた)
というわけで後2回ほどちょっとここに記述しようと思う。つまんない内容ではあるかもしれんがお付き合いをよろしく。
(写真は、1日目、太郎平小屋と薬師岳(2926m))

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