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2010/02/09

駄目男、ドン・ホセのお話。1巻の終わりでございまする(2/7)

4週連続で続いたMETライブビューイングもひとまずの区切り。4連続の酉は有名演目、カルメンときた。それにしても4週のうち3週も観てしまった。3500円と安くは無いもののそれでも「お得」と感じてしまうこの悲しさ。で、今週も109シネマズ川崎へやってきた。入場口は同時刻に始まるIMAX版のアバターを観る人が列を成していて相当の混雑をしている。加えて、カルメンの方もチケット完売となっている。イヤー事前に購入しておいてよかったよ。しかし、ライブビューイングを鑑賞する年代層は明らかにリタイア組や主婦層なんだけどなんで土日にやってくるかなーー。土日しか時間をとれないサラリーマンとしてはこういう方々はウィークデイに参上していただくとありがたいのですが。と暴論を思い浮かべながらチケットをもぎってもらい中へ。
で、カルメン。事実上このカルメンとアルルの女、そして若書きの交響曲の3つくらいしかしられていないビゼーの作品である。小さい頃から神童だったそうだが成功に恵まれず結局カルメンの初演も失敗に終わり苦悩の人生のまま若くして死んだそうな。とてもそんな人生であるとは想像さえできないくらいの美しく耳覚えのいい音楽が次から次へと現れては過ぎていく、ほんと快楽に身を委ねる感じで楽しかった。
それにしても、主演のカルメン役であるエリーナ・ガランチャ。いやー中々にすごかったですわ。このライブビューイングのおかげで当分世界中のカルメンの映像イメージはこの人になってしまうではないか。それくらいのインパクトを与えていた。歌って踊って、美人だし、なんてったって若いし。こういうのされたら他の歌手はそうそうカルメンできなくなっちゃうよ。また、そのガランチャであるが、それまでのはまり役であった清楚な「シンデレラ」役から情熱的破滅の象徴でもあるカルメンへの変身でイメージの脱皮に成功したといっていいのではないかな。
そして、もう一方のロベルト・アラーニャ演ずるドン・ホセの駄目男ぶりがお見事なのであった。色男のエスカミーリョの長身、イケメン振りに対する小男、小太り、粘着質な性格というのがぴったりだったと思うのであった。「カルメン、捨てないでくれーーー」とか歌ってるし。
舞台演出としてはどちらかというとオペラ的というよりはミュージカル的といっていいのかな。かなり舞踊的な要素が多く入っていてそういう意味では見飽きることは無い舞台であった。
さて、とりあえず観たいと思っていた分のMETは終わったので今シーズンはこれで見納めかな。そしてNHK-BSで2/1の週に放映されたライブビューイングもしっかり録画したのでこれも観なくては。もっとも月曜日分のサロメは雪のせいでおじゃんであったが。とせっせと夜中鑑賞中でおます。NHK来年だろけどちゃんと放映しろよ。きっとだぞ。

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