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2010/02/21

さー、どちらが落ちる、残る。どっちなんでしょう(2/18)

F1000494 平日の午後。私用で午後年休を取得したんだけど、役所の作業がさっさと終わったおかげで早々に自由行動になった木曜日。久しぶりに私の大好物を観にいこうととっさに思い立った。すでにHPでは確認をしていたのだが、バスケット女子のWJBLの3戦中2戦先勝方式の1,2部入替え戦が3戦目にまでもつれ込んでいたのだ。
入替え戦。いやーー、いいねこの響き。当事者にとっては一番試合をしたくないシチュエーションなのに第3者から見るとおいしく観戦できる試合である。もっとも入替え戦であればなんでもいい訳ではない。たとえば、ラグビー、トップリーグ入替え戦では1部リコー対2部マツダの1戦が先週土曜日に執り行われたのだが、こちらについては私はパス。というのも試合前から実力差が明らかだったので勝敗が見えていた。こういうのは無責任な第3者としては面白くない。では、このバスケの方はというとこれは明らかに接戦覚悟。どちらも地獄落ちが約束されているでしょ。というわけで代々木第2へと久方の変人モードでやってきた。
この入替え戦の組み合わせは昨年度の入替え戦と同じ組み合わせである。ただ、今回は立場が入れ替わっている。1部、三菱電機は昨年度は2部の挑戦者として挑み久方の1部復帰を果たしたチーム。残念ながら今シーズン1部では常に最下位を飛行してしまっての入替え戦となった。一方の2部、日立ハイテクノロジーは1部からの転落のショックを2部では圧倒的な強さで吹き飛ばしての入替え戦進出。1年での返り咲きを目指す。お互い、ある意味この試合を念頭にしていたかもしれない。それくらい重要な試合だ。1戦目は日立、2戦目は三菱がとっての3試合目、さーどうなるだろうか。
試合は前半お互いにハイスコアでの点の取り合いとなる。しかし、日立の方が得点配分というところではバランスがいい。三菱はガードからのファーストチョイスがイマイチ。それでもなんとか得点はできているがゲームとしては後手を踏んでいる状況。それでもスコア的には差がつかず前半は46-44と日立がリードして終了。
三菱としてはもう少しロースコアに持ち込まないと勝ち目はないかなと思っていたら、実際後半は守備を強めにして試合展開を自分のペースに持ち込むことに成功。3Qではこれがはまり逆転したのだが、4Qに入ると日立もすぐに再逆転する。じりじりと2点~3点差以内での点差で推移していくなか、時間が刻々と進んでいく。お互いに首を絞めあいながらどちらが先に気絶するかみたいな展開に少ないながらも観客はヒートアップ。最後は三菱がフリースローで1本落としを2回してしまったのが効いた。これがなければ、リードして残り20秒での攻撃ができたのだが、実際には同点。ここで20秒をうまく使って得点をしたかったのだがハートが弱かったかな、日立のパスカットからターンオーバされての速攻で2点とられてジ・エンド。76-74で日立ハイテクノロジーが勝利して、1年での1部復帰となった。

試合終了後は勝者と敗者の差がはっきりと現れ、日立の方は応援者ともども喜びを爆発させていた。一方の敗者の三菱は落胆の表情を見せながらも淡々と後片付けをしていたのが印象的であった。
女子のバスケットはこのように1部2部の入替え制度が機能している。一方の男子は長らく1部2部の入替えは行われず、チームの脱退。それに対する補充をするのみで非常に不健康な状態である。たしかに下部チームにとっては女子にはいない外国籍選手を保持することで金銭的な負担が大きいことは理解できるが、それでも4,5名契約するラグビーなんかに比べたらかわいいもんだ。要はその気があるかないかなんだが、バスケJBL界においてはその気のあるチームがないということなのだ。まー、チーム方針ってのがあるので文句を言う立場に無いことは承知のうえで個人的には男子のbjなりJBLなりで入替え戦が復活することを希望する。やはり、ポジションが危うくなる危険がない世界では停滞が蔓延するのではないか。少なくとも国内の男子バスケットにおいてはそれが払拭できていないと思う。で、ちゃんと女子は国際舞台にもでているのだから。男子関係者には熟考を願いたい。

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2010/02/13

郷愁を感じるのだよ。なぜかな(2/11)

2/11(木)建国記念日って言っても特に私にとってはただの休日でしかないが、休日なのでありがたく享受したいと思うところである。なんて、ぐうたらな日のはずであった1日がひょんなことから大慌て、速攻、急襲、コンサート奇襲を仕掛けることにあいなった。
要は、HPをだらだらと眺めていたら新日フィルが定期演奏会を開くのであったが、その演目にドヴォルザークの交響曲6番というなかなかお目見えしないものでその勝負受けたと挑んできたのであった。
ドヴォルザークの6番。私個人的の琴線に触れる作品なんだよ。というのも、私が自前のお金を使って購入した初めてレコード(時代がわかるねーー)がこれだったのだ。
ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコフィルの第1全集からの1枚。といって解る人もいるのかな?。今となってはドヴォルザークの交響曲を購入するにしても9番や8番でないこと自体すでに変なのだが、それでもさらに7番でさえもなく何故に6番というところが当時にしてひねくれていると言うか、何を考えていたのだろう。もう思い出すことさえできない記憶の断片。うーーん、単に凄いレコーディングがいいとか。レコード盤のカッティングが凄いとかそんなんで誘惑されたんではないかと想像する。(といって、スプラフォンレコードが録音がすごいという評判は当時無かったと思うが)兎に角、その頃の6番の評価なんてそんなものだったのだ。しかし、現在になると少し状況は変化して、ドヴォルザークの交響曲の評価は番号の逆順に次第に再評価が進んでいて6番はかなり高評価を得るようになり、さらに5番もCDでの発売、演奏される機会がでてきている。な訳で、当時の行動は先見の目があったんだと勝手に自慢することにしている。もっとも、自慢する相手も自分だけでしかないが。
と、過去の自分と対峙しながら、サントリーホールに急遽やってきた。すでに当日券では安価な席はなくなっている。しょうがない、久しぶりに高めの席を購入することになって2階席正面で前目の列に座ることになった。こんな席に座るのはいつ以来だろうかなんてね。でも、チケットが売れていた割には客席の埋まり具合は芳しくない。うーーん、相当数が招待席としてばら撒かれていたのか?。新日フィルであれば少し人気高めだしそんな必要も無いと思っていたのだが、現実は厳しいようである。
この日の指揮者はヒュー・ウルフ。その他の演目としてプロコフィエフ、交響曲1番。同じく、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲1番も演奏された。
交響曲1番は過去にも何回か聴いたことがあるので、少し食傷気味。個人的には5番とか6番とかもっと鋼でできた切ったら血がでてくるような曲の方が良かったかも。
一方、ヴァイオリン協奏曲のは方は素晴らしかった。独奏者はイェウン・チェ。この曲の持つ独特のファンタジー感が良く出ていた。特に終曲部でのフルートとのやり取りをしながらの終わり方は花の周りを飛び回る蝶を想像させるものがある。
で、目的のドヴォルザークの6番。再評価されているとは言え、この曲に付きまとう評判は決してポジティブとは言いがたい。ブラームスの真似だとか。ブラームスの真似だとか。ブラームスの真似だとか。というくらい、ブラームスの影響は一聴すればわかる。といって、一方でスラブ舞曲の頃と同時期の作品である故に、ボヘミアの踊りのリズム、メロディーがこれでもかと詰め込まれている。聴き手としては前者で聴くか、後者で聴くかでの聴き方に方向性を求められる作品であるの事実かなと思う。私は当然ながら後者。生来のメロディメーカーであるドヴォルザークの本分が良く出た作品だと思う。やはり、個人的に偏愛の作品なのだよな。そして、終楽章の終曲の部分もドヴォルザークの交響曲の中で1番かっこいいと思っている。いやーー、見事決まった。もう少し、ゆっくり目のリズムで踊ってもよかったのだが。それは言うまい。兎に角、この曲を生演奏で聴く機会を得たことに感謝しよう。

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2010/02/09

駄目男、ドン・ホセのお話。1巻の終わりでございまする(2/7)

4週連続で続いたMETライブビューイングもひとまずの区切り。4連続の酉は有名演目、カルメンときた。それにしても4週のうち3週も観てしまった。3500円と安くは無いもののそれでも「お得」と感じてしまうこの悲しさ。で、今週も109シネマズ川崎へやってきた。入場口は同時刻に始まるIMAX版のアバターを観る人が列を成していて相当の混雑をしている。加えて、カルメンの方もチケット完売となっている。イヤー事前に購入しておいてよかったよ。しかし、ライブビューイングを鑑賞する年代層は明らかにリタイア組や主婦層なんだけどなんで土日にやってくるかなーー。土日しか時間をとれないサラリーマンとしてはこういう方々はウィークデイに参上していただくとありがたいのですが。と暴論を思い浮かべながらチケットをもぎってもらい中へ。
で、カルメン。事実上このカルメンとアルルの女、そして若書きの交響曲の3つくらいしかしられていないビゼーの作品である。小さい頃から神童だったそうだが成功に恵まれず結局カルメンの初演も失敗に終わり苦悩の人生のまま若くして死んだそうな。とてもそんな人生であるとは想像さえできないくらいの美しく耳覚えのいい音楽が次から次へと現れては過ぎていく、ほんと快楽に身を委ねる感じで楽しかった。
それにしても、主演のカルメン役であるエリーナ・ガランチャ。いやー中々にすごかったですわ。このライブビューイングのおかげで当分世界中のカルメンの映像イメージはこの人になってしまうではないか。それくらいのインパクトを与えていた。歌って踊って、美人だし、なんてったって若いし。こういうのされたら他の歌手はそうそうカルメンできなくなっちゃうよ。また、そのガランチャであるが、それまでのはまり役であった清楚な「シンデレラ」役から情熱的破滅の象徴でもあるカルメンへの変身でイメージの脱皮に成功したといっていいのではないかな。
そして、もう一方のロベルト・アラーニャ演ずるドン・ホセの駄目男ぶりがお見事なのであった。色男のエスカミーリョの長身、イケメン振りに対する小男、小太り、粘着質な性格というのがぴったりだったと思うのであった。「カルメン、捨てないでくれーーー」とか歌ってるし。
舞台演出としてはどちらかというとオペラ的というよりはミュージカル的といっていいのかな。かなり舞踊的な要素が多く入っていてそういう意味では見飽きることは無い舞台であった。
さて、とりあえず観たいと思っていた分のMETは終わったので今シーズンはこれで見納めかな。そしてNHK-BSで2/1の週に放映されたライブビューイングもしっかり録画したのでこれも観なくては。もっとも月曜日分のサロメは雪のせいでおじゃんであったが。とせっせと夜中鑑賞中でおます。NHK来年だろけどちゃんと放映しろよ。きっとだぞ。

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2010/02/08

FC東京をもってしても、この程度か(2/6)

この土曜日は町田の市立体育館へ出発。町田市は現在ではサッカーの町田ゼルビアとフットサルのペスカドーレ町田を擁するサッカーの街だ。しかもしっかりと自前のチームを持っている訳であるが、これもこの4,5年の動きで一気に作り上げたムーブメントである。それまではたまにこの町田の市立体育館にバレーのNEC男子および女子チームがホームゲームと称してのプレミアリーグの大会を催す程度であった訳である。時代は変わったとしか言えないのだが、そんな会場で今回はNEC男子亡き後といっては失礼だが今シーズンからプレミアリーグに昇格したFC東京バレーボールチームがホームゲームとして大会を開くことになった。
な訳で、ゲームそのものにも興味があったが、FC東京のホームゲームとしてプレミアリーグの中でどれだけのことができるかということに関心をもってやってきたのである。現在FC東京の成績自体は1勝しかできず最下位。たぶんにリーグ終了してもうまくいって7位になることくらいしか望めない状況ではあるが、それでも各試合単位ではかなり抵抗していることが成績表からわかる。それだけに今シーズンはとにかく残留が目標となろう。
到着した会場内にはここをホームとしているだろうペスカドーレ町田を応援する垂れ幕が下がっている。ちょっと妙な雰囲気になる。外にはマスコットである東京ドロンパの遊具が心なしか所在無く存在する程度でホームゲームとしてのアメニティをほとんどみることができない。それ以外になにか売店なり企画なりあったかというと、わずかにグッズ販売コーナーが合った程度であった。これならば、先週のNECのホームゲームと対して変わりないといって差し支えないだろう。やはり、入場収入がチームに入らないことが大きく影響しているのかな。実際スタッフもFC東京の関係というよりはゲームの主管である東京都バレー協会の人と思われる方々で締められていた訳でFC東京がゲーム運営に関わっている印象はほとんどなかった。
そんな中唯一のホームゲームとしての色をみせてくれたのはサポの声援であったのだが、意外にコアサポの人数もそれほど多くなく少々期待はずれ的なところがあった。町田市をFC東京のホームタウンとして扱うことに問題があったのかな。やはりここは町田ゼルビアであったりペスカドーレ町田のホームタウンであってFC東京ではないということか。

F1000493 試合の方だが第1試合は首位パナソニックに7位大分三好が挑む。パナソニックはセッター宇佐美とライト清水の関係が不調。第1セットこそとれたが第2セットはその関係悪化が他の選手にまで波及して大分三好にとられる。第3セットも三好リードのペースで推移していたのだが、ここでパナソニック引っ張っていたセッターとライトを諦めて2枚換え。セッター大竹とライト山本にスイッチ。これが結果的に成功する。以降、勢いを盛り返して逆転。ジュースの末第3セットを奪取すると、4セット目は実力差を見せての連取。結果3-1での勝利。首位を守った。大分三好としては第3セットを取れていれば勝てた試合だったと思うが残念。ライトエースの外国籍選手の体力も持たなかったのも敗因と言える。
第2試合はFC東京-東レの一戦。FC東京はサポの声援で序盤こそは互角に渡り合うのだが、東レのセッター阿部の配給に振り回されてブロックが機能しない。そうしているうちに自ら我慢しきれずにアタックミスや東レのブロック陣につかまってしまい連続失点をしてしまう。中盤以降は東レのセーフティリードでの展開となってしまい。そのまま押し切られてしまった。3-0での東レの完勝。FC東京、今回はホームの後押しを力にすることはできなかった。日曜のブービー直接対決、大分三好戦での巻き返しに賭ける事になった。

この日の観衆は公式発表では2000人となっており、たしかにその程度の観衆はいたと思う。満員ではなかったもののそれでもなんだかんだ言ってこれくらいの観衆を集めることのできるバレーボールな訳でプロバスケットのbjリーグなんかよりも動員力だけなら余裕で上回る。にもかかわらずプロリーグへの志向は現在無いに等しい状態である。ほんのちょっとの思考の変更とそれにともなう周りのサポートによってバレーボールはクラブ化、そしてプロ化ということは可能だと思うのだが。今の所、この声は未だバレーファンにおいても少数派なままである。なまじっか国際試合の大会で世界のトップ10にとどまっているせいでもあるのだが、現状に満足してほしくないと思う訳である。

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2010/02/03

ホームゲームと名乗るほどの物でも(1/31)

日曜日は再びスポーツ観戦。何にしようかと思案したのだが、川崎に住んでいることの恩柄を受けることにした。まがりなりにもホームタウンとしているNECがホームタウンゲームすることになっていた。女子バレーのVリーグが近場で開催。よって徒歩にて等々力アリーナへととぼとぼと到着。会場に入ると、第1試合がまさに開始されるところであった。

第1試合は東レ-デンソーの組み合わせ。どちらも4強を目指す状況で首位JTにこそ離されているがそれでもまーまー好調と言える。東レは木村がいい調子。難しいと思われるトスをうまくコートに落としていく。一方のデンソーはエースの外国籍スタエレンスが対抗。こちらは力強くブロックの上から叩き付けていく。ただ、他の選手のできとしては東レの方が上回っていた。その分、東レが常に先行していき、最終的には3-1のセット結果で東レが勝利。先日の出来がかなり悪かったそうでインタビューを受ける木村はかなりご機嫌斜めっていた。それでも昨日も勝ってるんですけど、ちょっとひきづり過ぎだよ。その他の選手としては東レの迫田の動きは良かったのではないかと思う。
それから暫くたってから第2試合、NEC-トヨタ車体が行われた。こちらは下位の6,7,8位争いをやっているチームの直接対決な試合である。NECとしては不本意ではあるのだろうが、開幕戦の状況を見ている身としては妥当な状況のように思う。ただ、その時と違うのは外国籍選手が戻ってきていてそれがまがりなりにも機能していたことだ。それでも、セッターとのコンビがまだ調整できていないのかスパイクがクリーンにヒットしない。チャンスボールと思われる状況でも決めることができていなかった。で、うまく回っていないのはトヨタ車体も同じ。こちらは外国籍エース以外の存在感があまりに薄い。エースが前衛にいる時はいいのだが、それ以外はって感じ。なので、お互いに決めきれずラリーの応酬となる展開。そのラリーでなんとか拾ったNECがリードしていく展開となった。最後はこちらも3-1のセット結果でNECの勝利。それでも何とか勝ったという感じ。インタビューを受けた杉山もおつかれさん。。という感じであった。

今日はNECのホームタウンゲームということであったが、観客動員という点では寂しい結果になったようだ。ホームゲームとしての仕掛けもあるにはあったがじゃーそれがホームゲームとしての努力なのといいたい程度のレベルであるのは毎年のことだし。その意味で川崎の人は少し冷めてみているのではないか。やはり川崎フロンターレのような強烈な存在があるだけに、難しいかもしれないがもっと観客を呼ぶ努力をしてほしい。そして観客を喜ばすイベントや何かをしかけゲームも全力であたってほしいものだ。その点でホームタウンゲームをする時は1会場、1試合でいいのではないかと思うがVリーグ機構はそうは思っていないようだ。

Vリーグのリーグ進捗自体はちょうど前半戦が終了。女子は4強はほぼ決定してしまったようで、JT、久光製薬、東レ、デンソーで間違いないだろう。下位はパイオニア、トヨタ車体、NECの争いになるだろうか。一方の男子は大分三好とFC東京は苦しいようで下位の位置に固定されてしまった。それ以外の6チームが混戦で4強を争っている状況。来週は町田で注目のFC東京のホームゲームが開催されるとのことなので出かけてみようと思っている。運営的にどうゆう事をするのか、ガスサポ連中がVプレミアでどう振舞うのか注目したいと思う。

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2010/02/01

音楽ネタ、ダブルヘッダー(1/30)

この土曜日はクラシック音楽2本立てを堪能するため、川崎駅西口へGO。最近、「音楽の町」を標榜するようになった現在住む街、川崎であるが、そのメインシンボルであるMUZA川崎シンフォニーホールがある場所として少しだけそれを現実としているようだ。
実際、ホールができたことにより東京交響楽団がフランチャイズ契約を結び、定期的な演奏会を少なくない回数行っているのだ。今日はその定期演奏会の一つを聴きに来た訳である。
で、もう一つの目的もあって川崎西口には朝早くに到着。午前から昼間にかけては109シネマズ川崎で毎度のMETライブビューイング。R.シュトラウスの「ばらの騎士」を4時間超かけての観劇。休憩時間が入るとは言えさすがに長い。ルネ・フレミング、スーザン・グラハム、クリスティーネ・シェーファーによる第3幕の三重唱はたしかに美しかった。でも、この劇での主役は粗野で好色のオックス男爵を演じたクリスティン・ジグムンドソン。いやーなかなかに嫌な奴だったよ。粗野で好色で権威に阿り、金にも弱い。そんな人間像をうまく演じていたと思う。(金のある新興貴族の屋敷に入って値踏みする口笛はなかなかの物)
それから数時間は付近で時間を潰して、6時から東京交響楽団の川崎名曲演奏会。前半はリストのピアノ協奏曲。ソロはまだ18歳というベンジャミン・グローヴナー。天才少年な訳だがテクニックはさすがにあるといった印象。リストだからばりばりひいてしまったので音楽解釈の深さについては印象を残せなかったかもしれない。でも、大器の片鱗は感じさせてもらった。そして後半はマーラーの交響曲第10番(クック補筆版)。ベートーベンの第9の偉大さから「音楽家は交響曲第9番を作曲すると死ぬ」と言ったジンクスが生まれ、それを多いに気にしたマーラー。一度は9番にあたる作品を作りながらも番号をつけずに回避し、次には已む無くか交響曲第9番を作曲。そして第10番の作曲を開始して逃げ切りを図ったはずが、皮肉にもここで死が訪れる。結局、第1楽章のみが完成され、それ以外の楽章はスケッチとして残ったというまさに「死の交響曲」。内容も死生感たっぷりの音楽が70分漂う。音楽学者クックによる補筆復元ではあるが特に第5楽章は自分も落日、死を感じてしまう。残念ながら演奏会の間、隣の席にノイズを起こす人がいてかなり邪魔されせっかくの演奏が少々台無しになってしまった。それでも、この5楽章を聴くだけでも価値があったと思う。
人によっては自分が死んだ時の葬儀で流してほしい音楽を生前にリクエストしておく方がいるらしい。もし私が死んだらこのマーラーの10番の5楽章を流してほしいかなと思ったりする。もっとも、葬式できるかなーーー。死ぬ時は全くの天涯孤独で迎えるような気がする。

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